「闇からの谺」 崔銀姫・申相玉私ははっきり言って小学生の時からの北朝鮮アマチュアウォッチャーだ。現在も日本では、昨年帰国された拉致被害者の家族や未確認の拉致被害者 の引き戻し運動が膠着している状態だが、この本の拉致事件もその頃とほぼ時期を同じくして起こった問題である。 この本に出会って10年くらいは経つのではないかと思うが、韓国の黒沢 明ほどの位置づけのある映画監督であった申相玉と、その奥さんであった女優の崔銀姫がそれぞれ韓国から北朝鮮に拉致された。 お互いがそれぞれ拉致されてから、ある日、金正日に引き合わされる場面、その後、二人で北朝鮮の映画作りに協力させられ、拉致後、実に8年を経てようやく北朝鮮から脱出するまでの映画のような、いや映画を超えた衝撃の実話が二人それぞれのメモ~手記という形で世に出された。 ジャンル別一覧
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